安全性

マウスを用いた急性経口毒性実験


吉報源について、OECD Guidelines for Testing of Chemicals 401(1981)に準拠し、マウスにおける急性経口毒性を 日本食品分析センターにて調べました。

◆ 試験液の調整

粉砕器を用いて検体を粉砕し、目開き150μmのふるいを通過したものを純水にて懸濁して、200mg/mLの試験液を調整した。

◆ 試験動物

4週齢のICR系の雌雄マウスを購入し、約一週間の予備飼育を行って一般状態に異常のないことを確認した後、試験に使用した。試験動物はゲージに各5匹収容し、室温23℃±2℃、照明時間12時間/日に設定した飼育室において飼育した。飼料及び飲料水は自由に摂取させた。

◆ 試験方法

試験群及び、対象群とも雌雄それぞれ10匹を用いた。 投与前に約4時間試験動物を絶食させた。体重を測定した後、試験群には雌雄ともに検体投与量として5,000㎎/kgの用量を胃ゾンデを用いて強制単回経口投与した。対象群には雄では0.8ml、雌では0.7mlの純水を同様に投与した。 観察期間は14日間とし、投与日は頻回、翌日から1日1回の観察を行った。投与後7及び14日に体重を測定し、t-検定により有意水準5%で群間の比較を行った。観察期間終了時に動物をすべて剖検した。

◆ 試験結果

1)死亡例
雌雄ともに観察期間中に死亡例は認められなかった。
2)一般状態
雌雄ともに観察期間中に異常は見られなかった。
3)体重変化(表-1及び2)
投与後7及び14日の体重測定では、雌雄ともに各群間で体重増加に差は見られなかった。
4)剖検所見
観察期間終了後の剖検では、雌雄ともにすべての試験動物の主要臓器に異常は見られなかった。

◆ 考察

検体について、OECD Guidelines for Testing of Chemicals 401(1981)に準拠し、マウスにおける急性経口毒性(限度試験)を実施した。本ガイドラインでは、5,000mg/kgの用量で死亡例が認められた場合は、LD50値を求める詳細な試験が必要であると指示している。

しかし、本試験ではこの用量で死亡例は認められず、剖検時にも異常は見られなかった。したがって、検体のマウスにおける単回経口投与によるLD50値は、雌雄ともに5,000㎎/kg以上であるものと考えられる。